死亡事故から解決までの流れ

死亡事故における、ご遺族の精神的・金銭的ご負担は極めて大きいものです。

弁護士へのご相談を検討いただいていても、ご依頼後どのように手続きが進んでいくかご不安な方も少なくないかと思います。
そこで、死亡事故から解決までの流れ手順について、説明させていただきます。
 

①治療費(蘇生のための治療費、死体処置の費用)への対応

過失が想定される場合、健康保険を使用すれば、ご遺族の手元に残る賠償金が多くなります。

なぜなら、保険会社から医療機関に対しては、過失に関係なく治療費全額が支払われますが、最終の賠償額交渉で、保険会社は過失分の治療費が過払いであったとして賠償金から控除する主張を行います。
健康保険を使用すれば、治療費そのものが低く抑えられますので、ご遺族の手元に残る賠償金は多くなります。
 
しまかぜ法律事務所では、健康保険を使用するか否かの判断、健康保険を使用するための手続き(第三者行為手続き)を行わせていただきます。
 

②葬儀関係費用への対応

ご遺族は、死亡事故がなければ予定するはずのない葬儀関係費用の支払いに対応する必要があります。
しまかぜ法律事務所では、保険会社から葬儀会社に、直接、葬儀費用を支払うように交渉します。

保険会社は、葬儀費用が高額になると支払いを拒むことがあります。
しかし、ご葬儀は、ご遺族が最期に気持ちを伝える儀式ですので、妥協した葬祭は望まれないと思います。
 
しまかぜ法律事務所は、高額な葬儀費用の交渉に時間を要する場合は、葬儀会社と交渉し、時間的猶予をいただいた上で、保険会社と交渉を重ね、葬儀関係費用を支払ってもらいます。
ご遺族が高額な葬儀費用を立て替える必要がない交渉を行います。
 

③賠償金の一部金請求

ご家族がお亡くなりになることで、ご遺族は金銭的なご負担を強いられることになります。
 
早期示談ができることが最も良いことであり、過失割合が100:0の場合は、早期解決となるのですが、過失割合は100:0ばかりではありません。
保険会社から過失割合の主張がされ、示談に時間がかかることがもあります。
 
しまかぜ法律事務所では、刑事裁判への参加、刑事記録の取り寄せを通じて、事故態様を分析し、過失交渉を行っています。
 
刑事裁判が終わってから、刑事記録が取り寄せ可能になりますが、刑事裁判が終わるのは、事故から半年ほどかかることも少なくありません。
最終示談に至るまでの、ご遺族の生活のため、保険会社に賠償金の一部金を支払うように交渉します。
 

④自賠責への請求

③賠償金の一部金として希望額が獲得できれば良いのですが、保険会社によっては最終示談段階でない限り、多額の一部金は支払えないと回答されることもあります。
 
その場合、しまかぜ法律事務所では、直接、自賠責に保険金を請求し、自賠責の範囲内で保険金を獲得します。
裁判所(弁護士)基準と自賠責基準の差額は、⑥最終段階で請求します。
 
自賠責基準について、詳しくは「死亡事故の損害賠償と注意点」をご覧ください。
 

⑤刑事裁判への被害者参加、刑事記録の取り寄せ

民事上の賠償請求だけでなく、刑事裁判で被害感情を訴えることや事件の真相を知ることは、事件解決にあたって不可欠と考えています。
 
そのため、しまかぜ法律事務所では、刑事裁判への被害者参加を無料で行っています。
弁護士が代理して参加可能なため、ご遺族に負担はございません。
 
刑事裁判の終了後は、刑事記録を取り寄せ、ご遺族に提供したり、記録に基づき保険会社と過失交渉を行います。
 

⑥最終示談

適正な過失割合、賠償額で示談を行います。
 
賠償額について、詳しくは「死亡事故の損害賠償の種類」をご覧ください。
 

⑦民事訴訟

示談が決裂した場合は、民事訴訟において適正な賠償額を獲得します。
 
⑥適正な賠償額で示談解決することが大半であり、⑦民事訴訟に至ることは多くありませんが、保険会社の対応が悪質な場合などは民事訴訟で徹底した対応を行います。

 
死亡事故は、被害の大きさが最たるものです。

しまかぜ法律事務所は、精神的・金銭的に辛い思いをしているご遺族を、ご依頼後~解決まで徹底してサポートしていきます。

しまかぜ法律事務所は、死亡事故の実績が豊富で、保険会社が提示額を2~3倍に大幅増額して解決してきました。
また、民事だけでなく、刑事も全力でサポートいたします。
死亡事故に実績豊富な、しまかぜ法律事務所に、ぜひ、お問い合わせください。

 

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