【コラム】:死亡逸失利益について(給与所得者の算定方法)

2016-04-24

生きていれば得られるはずであった収入が失われた損害が,死亡逸失利益として請求できます。
死亡逸失利益は,①基礎収入×(1-②生活費控除率)×③就労可能年数によるライプニッツ係数で算定しますが,①基礎収入に関しての問題点を説明させていただきます。

①基礎収入は,被害者の属性に応じて算定方法が様々ですので,属性に応じて説明を連載させていただきます。

第1回は,給与所得者です。

給与所得者の基礎収入で問題となることが多いのは, ①算定方法,②若年労働者の算定方法,③将来昇給が見込まれる場合の算定方法,④退職金の減額分を請求できるかです。

 

まずは,①算定方法について説明させていただきます。

給与所得者の基礎収入は,原則として事故前年の収入額とします。源泉徴収票の税金等を控除される前の金額です。

 

死亡逸失利益は,一般的に,死亡事故の賠償項目でもっとも高額となります。
適正な賠償額を獲得するためにも,豊富な知識と実績を備えたしまかぜ法律事務所に,ぜひ,ご相談ください。