【コラム】:過失割合について(単車と四輪車との事故 9.ドア開放事故)

2020-02-21

死亡事故は,賠償額が高額になるため,1割の過失割合で受け取れる金額が大きく変わります。そのため,適正な過失割合で解決することは非常に重要となります。
事故態様ごとに基本的な過失割合をご紹介していますが,この割合がすべてではなく,速度超過や直近まで被害者に気づかなかったことや,様々な事実で過失割合は修正されます。一つの参考としてご理解いただければと思います。

9.ドア開放事故【233】
  停車中の四輪車がドアを開け,四輪車の左側又は右側を走行しようとした単車がこれに接触するなどした事故です。
道路左側に四輪車が停車中にドアを開放した場合を想定しており,第2車線又は第3車線に停車中の四輪車がドアを開放したような場合は,単車の運転者にとって四輪車のドアが開けられることを予測することはより困難であるから,基本の過失相殺率自体を四輪車に不利に修正して考える必要があります。
  後続車:10 ドア開放車:90

    
愛知県では,愛知県警の取り締まり強化により,令和元年の交通事故死者数が17年ぶりに全国ワーストを脱却しましたが,未だ多くのご遺族が交通死亡事故の被害で苦しんでいます。特に,高齢者の交通死亡事故が増加しております。
しまかぜ法律事務所では,高齢者の交通事故の解決実績が豊富にあります。
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